- HOME
- 災害時の医療を考える3月
災害時の医療を考える3月
暦で言えば春に入りましたが、
西郷村、白河はまだ雪も降り、寒さが続いていますね。
3月に入ると東日本大震災を思い出します。
2021年3月11日14時46分
私達は当時旧クリニック(現在のKANAHAの建物)で診療をおこなっていました。
地震が起きた直後、
スタッフはクリニック内の診療を受けている方達を目の前の公園に避難させました。
2階で点滴をされていた方は車椅子に乗せ、
数人のスタッフで運んで下ろしました。
全ての患者様と医療スタッフは、クリニックから公園へと避難しましたが、
その日は診療がそれで中断となりました。
次の日の3月12日、
クリニックを必要としている患者様のために休んではいけないという思いから、
開院を決意しました。
スタッフ一同力を合わせ、建物内の散乱したものや倒れたものを片付けながら、
紙カルテを運用し、処方箋を用意し、必死な面持ちで診療をおこなった事を覚えています。
自分自身もスタッフも個々は自宅に戻るものの気持ちは安まらず、普段着のまま、
布団のすぐ横に靴をおいて横になった日々があったことは今でも忘れられません。
災害は突然やってきます。
2011年3月11日の出来事は多くの事を教えてくれます。
この機に災害について思いを馳せてみましょう。
自分の住んでいる地域の起こりやすい災害を調べ、
ハザードマップを確認し、避難先を確認しましょう。
万が一連絡を取れなかったときにどうするかを
知り合いや親戚の方とも確認しておくことも重要です。
定期的に医療を受けている方にとって大切なのは備蓄を持っていることです。
最低でも三日分はいつも飲んでいる薬を持っておきましょう。
緊急連絡をとる方を決めておきましょう。もし連絡が取れなかったときに
どこに避難するか、など決めておくことも重要です。
14年経ち、現在は新しく移転したクリニックでは新しく診療を行えていますが、
それはひとえに当院を支えてくださっている患者様と働いてくれているスタッフの
お陰であり、3月は感謝の気持ちをいっそう感じる月であります。
2024年度の最後のかねコラムとなりますが、来年度も皆様を
クリニックで元気にお待ちしておりますので、宜しくお願いいたします。
プロフィール

こんにちは、医療法人社団 博英会かねこクリニック理事長/院長の金子 大成です。