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2024.07.05
夏バテと熱中症対策
夏真っ盛り、
テレビを見ていると天気予報で真夏日予報が出る地域も増えてきました。
夏バテ、熱中症対策は今年の夏もとても大切です。
熱中症とはなんでしょうか?
熱中症とは
気温や湿度が高い環境下で体温調整がうまくいかずに起こる症状 を言います。
症状は
軽症;めまい、筋肉痛、発汗
中等症:吐き気、倦怠感、頭痛
重症:意識障害、痙攣、高体温
などが知られています。中等症以上の症状は病院での受診の上、
治療を受けていただいた方が良い状態ですので、
このような症状が出た場合はすぐに病院を受診しましょう。
また、熱中症はどういう人がどこで起きているのは多いかは知っていますか?
中等症から重症のデータにはなりますが、
熱中症で救急搬送されている過半数は65歳以上の高齢者で、
1位が自宅、2位が仕事場となっております。
(総務省消防庁熱中症情報https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html)
高齢者が多い理由として考えられるのは、
発汗量が若い時と比較し減少することで
体温調節が苦手になること、感覚機能の低下、体力の低下などが挙げられています。
また、自宅で多いのは慣れた自宅にいるために、
換気や空調をつけずに気付かぬうちにということが多いようです。
予防対策は
- 水分をこまめに摂ること
- 室内の温度は28度、外気温の-3度くらいを目安に
- エアコンだけでなく、空気を循環させる扇風機や換気扇を活用しましょう。
- 冷却をしっかりと(腋窩と鼠径をまず冷却)
を心がけましょう!
「水の奥 氷室尋ぬる 柳かな」
涼しげな松尾芭蕉作の句とともに、
皆様素敵な夏をお過ごしください!
プロフィール
こんにちは、医療法人社団 博英会かねこクリニック理事長/院長の金子 大成です。