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2024.11.11
季節性インフルエンザワクチン、新型コロナワクチン接種が始まリました!ワクチン接種の意義とは??
ワクチン接種の重要性
秋も終わりに近づき、立冬も過ぎましたね。
今年、2024年の秋は去年と同様にインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症も
見られますが、そのほかにも手足口病、マイコプラズマ肺炎なども流行しており、
2、3年前とは異なり、複数の感染症が同時に、エリアを狭めて流行っています。
感染症はかかると一時的に私たちは仕事などを含め休養のためにさまざまな活動を
制限する必要も出てきますし、
感染症を他人にうつしてしまったりします。重症化することも稀ではありません。
ワクチン接種は発病を防ぎ、またかかった時の症状を軽くすること、
社会全体として感染を広がることを防ぐ役割があります。
この時期にワクチンを打つことはとても大切なのです。
ワクチンには大きく分けて、生ワクチン、不活化ワクチン、mRNAワクチンがあります。
この時期に打つことが大事になってくるワクチンは
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新型コロナワクチン(mRNA)
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季節性インフルエンザワクチン(不活化)
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肺炎球菌ワクチン(不活化)
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RSウイルスワクチン(不活化)
でしょう。
1.新型コロナワクチン
大流行の時と比較し、軽症化はしてきているものの、
罹患後時間が経つにつれて低下してきてしまいます。ワクチン接種から時間が経っている方、
罹患後半年以上経っている方、そして全く罹患経験がない方で重症化リスクの高い方は接種が推奨されるでしょう。
2.インフルエンザワクチン
インフルエンザ感染症の日本の流行予測はオーストラリアなどの南半球の流行経過を
指標にしています。
厚生労働省の発表(注1)によると流行期へ突入しており、接種が推奨されます。
注射後の抗体獲得までの時間と、持続期間を考慮し12月中に完了するのが
望ましいでしょう。
インフルエンザに罹ったらワクチン接種はしなくていいの?とよく聞かれます。
答えは受けた方が良いです!インフルエンザワクチンは3つの株に対してのワクチンであり、
1種類に罹患した後も別の2種にかかる可能性があるからです。
また1、2は同日接種も可能ですが、副反応による具合が悪くなるリスクを考えますと
絶対ではないですが、別日がおすすめです!
3.肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は日常生活の中で罹患する肺炎の主な原因菌の一つです。
肺炎は現在日本の死因の上位に入っており、感染の予防をする上で、
肺炎球菌ワクチン接種は65歳になったら、是非行いましょう!
4.RSウイルスワクチン
RSウイルス感染症は小児期に多く感染するウイルスで、成人になると軽症化する
ケースが多いですが、
基礎疾患を有する方、高齢の方は重症化するリスクの高い感染症です。
比較的新しいワクチンであることもあり、
費用も高額(一般的には20000-30000万程度でしょうか?)ですが、
小さい子と同居されている高齢の方には推奨されるワクチンです。
当院ではまだ行っておりませんがご興味のある方はご相談ください。
寒くなってまいりますが、体調管理に気をつけて、感染症の重症化を予防しましょう!
かかったな、と思った時には当院に早めの相談を!ワクチン接種ももちろん受け付けています!
注1: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00018.html
プロフィール
こんにちは、医療法人社団 博英会かねこクリニック理事長/院長の金子 大成です。