- HOME
- インフルエンザワクチン 2025/2026
インフルエンザワクチン 2025/2026
10月に入り、秋も深まってまいりましたね。
当院でも10月1日よりインフルエンザワクチン接種事業が
開始となりました。
インフルエンザワクチンはそもそも
いつくらいに打つのがベストなのでしょうか?
インフルエンザワクチンは
ワクチン接種から
効果が現れるまで約2週間
効果持続期間は5ヶ月
持続します。
ただワクチン接種から1ヶ月後当たりにピークとなり
その後3-4ヶ月で徐々に低下傾向を示していきます。
流行期のピークや試験期間など、
絶対かかりたくない時期に
合わせて打つことが重要です。
一般成人は
流行時に抗体がしっかりつくように
10月から11月くらいに
高齢者、基礎疾患のある方は 10月中に
13歳未満は2回摂取が必要なので
10-11月に1回目、
11月-12月に2回目
当たりが丁度いいタイミングかもしれません。
2025/2026の株は
A型2価B型2価からA型2価B型1価へ変更に
去年と比較して、
A型の株が一つ変更となり、B(山形系統)株は
世界的に検出されなくなったため
B(ビクトリア系統)株のみとなっています。
流行株は毎年変わるのでインフルエンザワクチンは
毎年接種が推奨されます。
ちなみに
最近の話題の経鼻弱毒生ワクチンフルミストについて
少し言及します。
こちらは2歳かあ18歳までが接種でき、
注射の痛みもない、1回で済む、効果の高さも期待できる
ということで、徐々に普及してきています。
ただし、こちらは19歳以上は打てないこと、
生ワクチンなので、免疫を抑制するお薬や
免疫機能に異常がある患者さん妊娠中の方は
フルミストは使うことはできません。
成人も使えるようになれば良いですが、
まだ臨床データが蓄積しておらず、安全性や有効性
が確立できていないので、今後の臨床研究の進歩に
乞うご期待ですね!
プロフィール

こんにちは、医療法人社団 博英会かねこクリニック理事長/院長の金子 大成です。